瞑想・ヨガ指導書                                   

現代社会と瞑想ヨーガ  本山 博 著


B6判並製 254頁 ISBN-87960-047-4-C0014 1995年5月発行 
本体 1,553円 + 税


−本文から抜粋−
瞑想に必要なのは健康な身体
瞑想とは身体にくっついて身体の感覚や感情に振り回されている心をそこから引き離して自由にするための訓練です。そのためには、つねに自分の身体を忘れていられる状態、つまり身体的な健康の状態を保っていなければなりません。もちろんそれだけではありません。瞑想は皆さんご存じのような一定の坐法に従って行うものですが、身体が健康でなければ長時間にわたって同じ姿勢を保ち続けることが難しいのです。後でお話しするように、長時間、瞑想ではとくに上半身をきちんと伸ばした姿勢をとることが重要な意味を持ちますが、そのためにも身体は健康でなければなりません。


― 目 次 ―

T ヨーガとはなにか

ヨーガの目的

誤解されてきたヨーガの目的/ヨーガ本来の行法とは/目的はプルシャとの合一/人間存在の多重性/物理的存在としての人間の身体/物理的次元の人間の心/アストラル次元の身体/アストラル次元の心/モノをつくりだす心の力/カラーナ次元の身体と心/プルシャはモノの原理に支配されないプルシャから絶対へ

U 現代社会とヨーガ

心の成長を求める時代

心の荒廃が進む現代/モノ中心主義と心の荒廃/モノの豊かさが個人主義を育てる

人類の進化と宗教の発生

宗教のはじまり/呪術のはじまりから現代の宗教へ/多神教から一神教へ

砂漠の宗教と森林の宗教

砂漠の宗教を生んだ環境/砂漠の宗教の基本は対立の思想/森林の宗教を生んだ環境
/森林の宗教のキーワードは融和

宗教はなぜ争いの元になったか

争いの元になった宗教/宗教の物化現象が争いをもたらす/宗教の争いに妥協がない理由/現代の心の荒廃にこれまでの宗教は無力

科学の限界

科学の成り立ち/心の問題に科学は無力

現代日本とオカルト

宗教が宋えるのは不安の時代/オカルトブームの根底にあるもの

人類共通の心の場をつくる

モノの文明から心の文明へ/瞑想は霊的成長への安全な近道

V 瞑想に入る前の準備

身体のエネルギーの流れを整える

瞑想に必要なのは健康な身体/第一歩はバランスのとれた食事/気の流れをスムーズにする

本山式経絡体操法

無理をせず、根気よく/気の流れをよくする体操/足の指の屈伸アーサナ/足首の屈伸アーサナ/足首をまわすアーサナ(I)/足首をまわすアーサナ(U)/膝の屈伸アーサナ/片足のバタフライアーサナ/股関節の回転アーサナ/両足のバタフライアーサナ/こぶしのアーサナ/手首を曲げるアーサナ/手首をまわすアーサナ/肘を曲げるアーサナ/肩の関節をまわすアーサナ/首をまわすアーサナ

気の流れをよくする体操が効く理由/背骨の歪みを治す体操/背骨を伸ばすアーサナ/上方に身体を伸ばすアーサナ/上体を前後に伸ばすアーサナ/身体の横を伸ばすアーサナ/仙骨・股関節を矯正するアーサナ/仙骨・股関節矯正アーサナ(I)/仙骨・股関節矯正アーサナ(U)/背骨を柔らかくねじるアーサナ

W ヨーガの八支則

日常生活のすべてが瞑想

ヤーマとニヤーマ/ヤーマの五則/愛の原理の実践=ニヤーマ/超作について 

アーサナ(坐法)

身体のエネルギーを心のエネルギーに変える/パドムアーサナ/シツダアーサナ

プラナヤーマ(呼吸法)

ヨーガの呼吸法ではプラーナを呼吸する/大事なものは想像力/ヨーガの呼吸法はおなかで行う基本的なヨーガの呼吸法/調息(呼吸を整える)/ナディーを浄化する呼吸法/霊的な目覚めを促進する呼吸法/小周天

プラティヤハーラ

外界の刺激から心を守る

ダラーナ(精神集中)

瞑想の三つの段階/小さな知恵を捨てる/雑念は湧き出すままに放置する/チャクラヘの集中

ディアーナ(瞑想)
対象との一体化がより深くなった状態/クンダリニーとスワディスターナチャクラの目覚め/スワディスターナチャクラが目覚めるときの注意/無意識をコントロールするアジナチャクラ/目覚めの効果はチャクラによって異なる/マニプラチャクラ/アナハタチャクラ/ヴィシュダチャクラ/サハスラーラ

サマージ(三昧)

対象との合一を果たした状態

瞑想と超能力 
超能力は心の進化の副産物


―はじめに―

二十世紀は、科学の発達に伴い、物の豊かさを求めた時代であった。しかし、人間を物の面でのみとらえる、つまり人間を物より成り立つ身体の面でのみとらえることは、人間の心や魂を忘れた物質文明であり、そのような文明や政治組織のもとでは人間の心は窒息せざるを得ない。その結果、心の自由、魂の渇きを満たしてくれる文化を求めて、民衆の心に大きな反動が生じる。 この大きな反動はソビエトの社会主義連邦を壊滅せしめた。
 アメリカは自由、個人の尊厳、キリスト教的信仰に支えられて建国をしたが、人々は物質的に豊かな生活のみを追求し、物質への傾斜、個人主義の強調が過ぎて次第に心や魂を忘れて、社会全体に不安定、対立が生じ、社会不安が増している。人々は心、魂の重要性を感じつつ、どうしていいのかわからない状態である。
 日本にもアメリカと同じ傾向が生じつつある。
 本書は、人類が400万年前に地球上に現れて以来、次第に、心の知的能力の面、社会細織形成の面で進化し、砂漠地帯と、雨に恵まれ自然に恵まれた地域でそれぞれ独自の文化、宗教をつくってきた過程を説明し、それとの関連において、現代社会で宗教に根ざした民族紛争が絶えない理由を説明する。
 また、科学の限界を探り、宗教と科学との統合こそ必要であることを説き、そのためには、物の文明から、心、霊の進化を目指す文明に入ることが必要であることを説く。
 最後に、心、霊の進化を実現する具体的効果的方法としての経絡体操、ヨーガの坐法、呼吸法、瞑想が初心の人にもよくわかるように説明されている。本書を読んで、21世紀の魂と心の時代に適応できるように、心と魂の成長進化を目指していただきたいと思います。

1995年3月10日 カリフォルニア州エンシニタス市にて 本山 博


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   宗教心理出版