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神様の真似をして生きる 第二巻 神様の真似・愛

¥ 1,980 (税込)

本山博が語る神様の真似・愛
―地下水のように皆を支え生かすような力、それが神様の力で、その神様の真似をして生きるのが本当の宗教なのですー
2015年に亡くなった本山博の自選講話集『神様の真似をして生きる』全3巻のうちの第2巻。
本書では、「神様の真似をするとは具体的にどういうことか」、「そのためにどのように生きたらいいか」、が詳しく語られています。

本体価格 1,800円
四六判上製 249頁 
ISBN 978-4-87960-072-1
発行日2019年7月15日

商品カテゴリー: , Product ID: 2123

説明


本書は2015年に亡くなった玉光神社初代宮司本山博の自選講話集。本書成立のいきさつは編集後記に譲るとして、著者自身の選択とその順序のままなので、他の著作との重複部分があるが、そのままにしてある。他の著作に掲載されているものは、その著作の内容に合うように編集がなされているが、本書においては元の講話の原型をとどめている。

講話はいわば一話完結型のドラマであるのだが、それらの一つ一つを珠に譬えれば、著者自身がそれらの珠をテーマに即して選んでつなげ、数珠となしたのが本書である。そして、この数珠は著者の宗教思想を連続ドラマのように雄弁に物語っている。

著者にとって宗教とは人間のためのものではなく、創造主たる神のためのものである。また、父として接した著者は強い厭世的な一面を持っていた。しかし、著者の宗教思想は単に彼岸志向なのではない。人間が自己否定をして超俗的な神のもとに還るという思想はそれだけを見れば彼岸志向であろう。しかし、著者の宗教思想によれば、神は自由無碍な神としての自己を否定して、この世界に即してこの世界を支えて生かしている。つまり、神は世界を愛している。その神のもとに還ることは決して現世否定だけに終わるものではない。その意味するところは超作の論理によって端的に示されている。それを本書のドラマから読み取っていただきたいと思う。

最後に、本書は著者の遺志を受け継いだ著者の夫人であり私の母である本山カヲルによって製作されたが、それは文字通り老体に鞭を打つ、鬼気迫る仕事ぶりであったことを付しておきたい。

本山一博