説明
玉光神社の教祖であるお代様(豊玉照妙光之神)の二十周年の教祖祭を迎えるにあたって、信者の多くの人びとが是非『奇蹟に満ちた教祖若き日の聖業』をもう一度出版して欲しいということで、新しい装いのもとに改訂版が出版されることになった。
母の生前の神業を知る上で、この本は誠に貴重な本である。
母自身や私が書いた本でなく、播州(兵庫県)の一信者によって、播州の社町一帯で母が神様のお導きのまにまに行なった数々の神業、例えば病気治し、家のカルマの浄化、土地の池、坂、寺等にまつわる不吉な因縁の解消と浄霊、快賢僧正の誦むお経の功力で母に下った霊が救われる様子、社町の火事の因縁の解消と、度々の火事が起きなくなったこと等、若い母二人(お代様と清光先生)が懸命に個人、家、土地、地方の様々のカルマを解き、個人や家、土地の霊を次第に成長させ、土地や個人に平和、安定、繁栄をもたらしていった過程が克明に記された貴重な記録である。信者に限らず読者の皆さんが、霊の世界とその動きがいかにこの世に大きな影響をもたらすかということ、神様のお救いの動きがいかに偉大であるかを、この本から読み取って戴きたい。
母(お代様)は六十四歳で、神様のお導きのままに人びとを救うための一生を終えられ、そのみ教え『我なき吾に返りなば、玉の光の身にぞ輝く』の示す如く、神様の御光が身に輝く聖者、神人として、宇宙創造の神、玉光大神の御許におかえりになった。その母と清光先生のお若い時のひたすらな神業、聖業がこの本に克明に書かれている。是非、皆様に読んで戴きたいと思う。
一九九三年三月 宮司 本山 博
播州の思い出(教主) 本山キヌエ
焼け残った網代編みのベッド
溺死者続きの池のお浄め
免かれぬ運命
執念の恐ろしさ
遅れていたお開帳
子を思う霊界の母
本人も忘れていた幼な名
御帰国願った七賢人の魂
事故の続く坂
町長の死
御神助の尊さ
気狂いの絶えぬ家系
経文の尊さ
全快したノイローゼ
僧兵のいた寺
末永さんのこと
追憶 末永元太郎
持宝院からの突然の招き
一村三十五軒のいわれ
石に封じ込められた死霊
一族七人の不慮の死
お代様と社町の人々
数々の囚緑解き
御神言で源平和睦の社建立
お代様と快賢老僧
玉光神社に詣でて
因縁様を納得さす
社町の火事と住民
不仲の夫婦円満に
池田さんとの出会い
大村さんの病と先祖の供養
御神言通り婚約成立
御神体を拝む光栄
的確な御神言に恐?
本宮落成式に参列して
お代様とこぼれ話
一、旅地蔵建立のいわれ
二、医者に供養頼んだ因縁様
三、老婆と味噌包み
四、高野山のすすめ断る
五、御神言と末永家
六、お代様の手術のこと
七、余島先生のこと
八、御神言と按摩のこつ
因縁様に引廻された自分
妹の縁談