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宗教の進化と科学 ―世界宗教への道―

¥ 2,420 (税込)

宗教と科学は長年相争ってきたが、本来宗教は科学の根底にあってこれを支え、両者は矛盾するのでなく、相補うものである。
宗教同士も分裂抗争してきたが、宗教は宗教者の霊的進化に応じてより普遍的なものへと進化すべきであり、世界宗教へと進化できて初めて人類を救うことができると説く。 またこの理念に基づき、霊能者の発光現象と経絡の気エネルギーの科学的研究例を取り上げ、宗教と科学が矛盾しないことを具体的に実証している。

A5判 上製 195頁

本体価格:2200円

ISBN:978-4-87960-027-1

商品カテゴリー: Product ID: 1386

説明


この本は、この二~三年の間にIARP(国際宗教・超心理学会)の年次大会や支部で、「宗教と科学の統一」「宗教の進化」「ホリステイツク医学」等について話したものを一冊に纒めたものである。

科学は、西洋のキリスト教圏で、千年余の年月を費して次第に発達して、今日の隆盛を来した。
併しキリスト教は、キリストの死後百年~二百年の間に出来た教父時代に、「不合理なるが故に信ずる」といった思想に端を発する、所謂奇蹟の概念を規定し、これが自然科学の必然的法則を犯すことになり、千年余りもキリスト教と科学との間には争いが絶えなかった。

キリスト教のドグマから離れて普遍的宗教の立場に立っても、科学と宗教は相争うものなのだろうか。
宗教は、科学の根底にあって、これを支えるものではないのだろうか。

これらの問題に対して、チャクラ(Psiエネルギー系のセンター)への精神集中によって生み出された光の現象の生物物理学的研究結果を通して、答えを出してみた。
それは、宗教と科学は矛盾するものではなく、キリスト教の奇蹟の概念は否定されるべきものではないか、宗教は科学の根底にあってこれを叉えるものである、ということである。

この宗教は、キリスト教、仏教、回教等々と言って相鬩ぐべきものでなく、宗教は進化して世界宗教にならねば、真に人類を救えない。
地球の宗教でなく、宇宙の宗教に進化すべきである、ということを、「宗教の進化」で、宗教体験を元にして述べてみた。
宗教の進化は、一面では宗教者自身の心の進化、存在の進化に基づく。

その進化体験において、人間存在は決して物理的次元だけのものでなく、アストラル、カラーナ等、多重次元の存在を同時にもつ一全体であることが解る。
従って心身の病気も、どの存在次元に主たる原因をもつかによって、当然治療法が異なってくる。
このことが、西欧及びアジアの医師を含めた識者の間で次第に認識されてきて、アメリカ等ではホリスティックメディスン(綜合医学)の学会が数年前に結成されて研究と治療が進められている。

「ホリスティックメディスン」では、人間存在の多重次元性を踏まえて、ホリスティックメディスンはどうあるべきか、気のエネルギーが人間の多重次元の各存在に関連して働く一つの統一原理ではないかということを、種々のデータを見つつ明らかにした。
「ホリスティックメディスン」の補追は、多重次元の各存在の何れに原因がある時どんな病気になり、どんな治療法があるかを加えたものである。

宗教が、教祖の厳しい修行によってその心が進化するに従って如何に進化してゆくかの過程を、具体例を示しつつ実証的且平易に説いたのが、最後の章の「宗教の進化の具体的実証」である。

近年、一般の人々の間にも、精神世界や宗教に関する関心が次第に高まってきている。
この時に当り、宗教とは何か。宗教とは進化するものである。
宗教と科学とは相争うものでなく相補うものである。

人間の病気には宗教的次元に根ざしているものが非常に多い、等を、私自身の宗教体験と、三十年に及ぶ科学的、医学的研究結果に基づいて世に問うことは時機を得たものと思われるので、本書を出版した次第である。