説明
講 演
「禅の智慧に学ぶ」 安永祖堂
臨済宗天竜寺派国際居士林道道場師家・松雲寺住職
「人生と経営」 稲盛和夫
京セラ株式会社取締役名誉会長
「宗教は必要か」 本山 博
国際宗教・超心理学会(IARP)会長
カリフォルニア人間科学大学院大学(CIHS)学長
公開討論 「宗教とは何か」
稲盛 和夫 (京セラ株式会社取締役名誉会長)
小田 晋 (筑波大学名誉教授、国際医療福祉大学教授)
影山 教俊 (蓮重寺住職、日蓮宗遠寿院大荒行堂五行皆伝)
桐島 洋子 (作家・評論家)
船井 幸雄 (株式会社 船井総合研究所代表取締役会長)
本山 博 (IARP会長・CIHS学長)
安永 祖堂 (臨済宗天竜寺派国際居士林道道場師家・松雲寺住職)
(司会) 本山 一博 CIHS理事・玉光神社権宮司
「禅の智慧に学ぶ」 安永祖堂
「悟りとか、自分の内側とか、そういうふうなものは立てません。本来仏なのです。要は、迷えば凡夫、悟れば仏、衆生本来仏である。我々は本来仏なのだ、その 本来仏であるという証拠の仏性に目覚めようではないか。それが、釈尊以来二千五百年間、禅というものがただただ訴え続けてきたことなのです。禅道仏法は二千五百年間、ただこの事だけを訴え続けてまいりました。」(本文より抜粋)
<主な目次>
1. 日本人の宗教意識とヨーロッパ人の宗教意識
2. 「宗教」の語源を探る
3. 宗教とは何か
「人生と経営」 稲盛和夫
「私自身のように全く平凡で、田舎生まれのどこにでもいそうな青年が、先に申しましたように今日大きなビジネスができていますのは、このように、宇宙に流れる意識に同調してきたからではないかと考えています。「良きこと」「相手を思いやるやさしい心」をベースに人生を歩んでいくなら、必ず素晴らしい人生を送ることが出来ることを、今は心の底から信じております。(本文より抜粋)
<主な目次>
1. 京セラグループを成功に導いたもの
2. 仏教の教えに鑑みる
3. 宗教、信仰について
4. 「良き事」「やさしい思いやりの心」が素晴らしい人生をつくる
「宗教は必要か」 本山 博
「宗教というのは先ず、人間が、自己の存在の根源、神あるいは絶対と体験的に出会うこと、それが宗教である。次に、その出会いによって、人間とはどういうものであるか、宇宙はどういうものであるか、人間はどう生きるべきかということをつかまえること、そしてさらに、そのつかまえた智恵によって、現実の生活を絶対とのつながりにおいて生きること、すなわち、個人として、また社会人として生きる方法を知り、それを日常生活の中で実践するのが宗教だと思うのです。人間の個人性と社会性、それから身・心・霊というこの全体を満足させるような宗教こそが地球社会の宗教になり得ると思うのです」(本文より抜粋)
<主な目次>
1. 人類は、いつ頃から宗教をもったか
2. 魂の進化における物との関わり方の相違
3. 宗教の進化と人間による物の支配力との相関
4. 近代から現代にかけての宗教離れ
5. 1970年以降の新新宗教とその特徴
公開討論 「宗教とは何か」
稲盛和夫/小田晋/影山教俊/桐島洋子/船井幸雄/本山博/安永祖堂
(司会)本山一博